商船 船員服(冬服)



日本の商船(旅客船、貨物船など)のオフィサーが着用する冬制服です。ネクタイは濃紺で、
画像の袖章は一等航海士です。
(4本:船長、3本:一等航海士、2本:二等航海士、1本:三等航海士)
制帽は通年白覆いを掛けて使用します。帽章のデザインは戦前から使用されている物で、
旧海軍の帽章に似た造りとなっています。差異は、旧海軍の帽章では桜の付いている部分が
コンパスとなっているぐらいで、錨のデザインや金葉飾りの枚数(12枚)は同じです。

制服のボタン配列や帽章のデザインは、自社のオリジナルを定めていない船会社で多く
使用されているものです。従ってこのデザインは特にどの会社の、という物ではありません。
あまり船に乗る機会もないのでほとんど確認していませんが、見た限りでは都内で運行している
水上バスのクルーもこの制帽をかぶっていました。

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